NEOのむら学生幹部のがっきーです。
大阪大学豊中キャンパスでは、5月中、ヒメボタルが見ごろを迎えていました。
水辺ではなく暗い森に棲む小さいホタルで、午後8時を過ぎると光りはじめますが、
カメラのフラッシュのようにピカッとするだけ。
最初はまったく認識できないような、かすかな光です。
繁殖に向けおたがいの場所を知らせるかすかな光が闇夜に浮かび、
やがてオスが光を放ちながら飛びかう風景は、
平衡感覚がわからなくなるようなあやしげな美しさでした。
私はいま、キャンパス内でこのヒメボタルの保全活動をしている人たちに密着しています。
都市化が進んだ大阪で、このホタルが生きていけるような緑地と暗がりが残った偶然。
地域の人が混ざり合いながら保全が進んでいる偶然。
いろいろな偶然を読みといて、自分なりに地域史を書いた卒業論文にできればと思っています。
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