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執筆者の写真のむら NEO

NEO「緒方洪庵」ストーリー⑥

NEO「緒方洪庵」の設計

 酒造りは、文禄3年(1690)創業、但馬杜氏の伝統を受け継ぐ此の友酒造(朝来市)に委託しました。此の友酒造は全国新酒鑑評会で直近6年連続の金賞受賞の実績を誇ります。 NEO「緒方洪庵」の目指す味については、洪庵の人物像をイメージしました。すなわち、理路整然とした思考、威厳に満ち、それでいて温厚篤実な人柄から「キレとコク」。そして、「扶氏医戒之略」にみられる高邁な理想の普遍性から、時代に左右されない「王道の味」。この二つから、杜氏の勝原誠氏は「アミノ酸は低く(=キレがある)、おだやかで澄んだ香り。時代の変化に左右されない但馬杜氏の気質と伝統的な手法で醸す。淡麗で適度な酸味があり、すっきりと飲みやすい酒質」を目標に掲げました。 仕様は精米歩合58%の兵庫県産山田錦、「きょうかい6号」酵母を使用した純米吟醸酒としました。当初は火入れのみの計画でしたが、杜氏の強い意向により生酒でも提供することになりました。


(つづく。大阪大学公式グッズページ(文・松永和浩准教授)より転載







画像はWikipedia


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