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執筆者の写真のむら NEO

NEO「緒方洪庵」ストーリー⑦

阪大ゆかりの酵母(きょうかい6号)


 阪大ならではのお酒として、まずこだわったのが酵母です。杜氏の経験と勘に頼った「酒屋万流」の時代は過ぎ去り、近代以降は科学に基づく酒造りが行われてきました。それでもなお、酒造りには神秘の領域が残されています。なぜなら酵母という微生物の働きが不可欠だからです。NEO「緒方洪庵」では、阪大ゆかりの「きょうかい6号」酵母を採用しました。  「きょうかい酵母」とは、日本醸造協会が全国の有名な酒蔵から分離・培養し、頒布するものです。「きょうかい6号」酵母は、秋田の新政酒造から分離された現存最古の「きょうかい酵母」で、遺伝子情報の解読により「清酒酵母のEVE(原初の存在)」と呼ばれています。


(つづく。大阪大学公式グッズページ(文・松永和浩准教授)より転載





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